求人倍率が表す仕事の量と求職者数

求人に見る学歴偏重主義のなごり

求人倍率が表す仕事の量と求職者数 年功序列、学歴偏重主義はグローバル社会にそぐわないとして廃止する企業が増えています。しかし見渡してみると、どちらも根強く残っています。大企業では今でも入社年数によって係長クラスまでは自動的に昇進できる人事制度になっているところが大半ですし、技術職は大卒しか採用しない、という会社も多いです。求人を見ていると、学歴不問というものはほとんどありません。技術職なら大卒以上、それ以外でも高卒、専門卒以上となっています。学歴不問の求人を出しているのは慢性的に人手が足りない会社ばかりです。基礎学力を求めるための学歴条件なのでしょうが、経験があっても学歴の条件に合わない人を門前払いするというのは学歴偏重主義以外のなにものでもないと思います。

求職者のほうは、こういう学歴偏重主義社会に負けずに経験を生かして良い仕事を見つけてほしいと思います。以前私の勤務先で設計者を募集した時のことです。求人には最終学歴大卒以上を条件としました。特に理由があったわけではありません。設計の仕事をする人は大学くらい出ているだろう、と深く考えずに条件にしたのだと思います。建築設計の実務経験は3年以上という条件でした。何人かの応募者の中から採用されたのは、建築設計5年の経験がある若者でした。とても頭の良い好青年でしたが、彼は高卒でした。求人の学歴条件に合わなくてもめげずに応募し、自己アピールした結果、採用となったわけです。求職者のほうもこういう努力は必要だと思います。

Copyright (C)2022求人倍率が表す仕事の量と求職者数.All rights reserved.